一本の電話
脳梗塞で右半身麻痺と失語症になる前は、経営コンサルタントとしてバリバリ働いていた。
父の友人は、会社経営者や開業医も多く、たくさんの方に、こう言われた。
「お父さんは、本当に残念だったね・・・惜しい人物だった・・・」
多くの方が、我が家に不幸がやって来たけど、気を落とさず頑張りなさい!というメッセージを下さった。
ある日、一本の電話が鳴った。私が受けると、母の友人からだった。
その方は、30代の娘さんが、やはり脳梗塞で障害者になり、ご夫婦で娘さんの介護をしていた。
母に用事があったようだが、残念ながら留守にしていた。
母の友人は、私に泣きながら話し始めた。
「お宅のお父様が羨ましい・・・
障害者になっても、娘さんや可愛いお孫さんに囲まれて、いつも賑やかで、楽しそう・・
お父様は幸せです!
私達は、もう70代なのに、娘の介護をしています。私達が年を取ったら、いったい誰が娘の面倒をみていけばいいのか・・・」
父は、障害者として今この地球に存在している。
父の一部の友人は、父が「不幸」だと思っている。
電話を下さった母の友人は、父が「幸せ」だと思っている。
人間はそれぞれ、心で「幸せ」か「不幸」かを決めている。
父自身は、将棋とNHKのど自慢、大相撲中継を心底楽しみに生きている。
私から見ると、とても「幸せ」に見える。
無くしたものではなく、今、与えられているものに目を向けてみる。
トイレに走って行けるだけで幸せ。
階段を上がれるだけで幸せ。
ペットボトルを一人で開られるだけで幸せ。
子どもの名前を呼べるだけで幸せ。
絵本を読んであげられるだけで幸せ。
電話に出れるだけで幸せ。
家族のために働けるだけで幸せ。
(全て、我が家の父には出来ないこと)
父に感謝しています。
私に、大きな「気づき」というプレゼントをしてくれたからです。
正直・・・最近「幸せ」のレールからちょっと脱線していました。
今日、再びここで決めます!
私は幸せそのものです!
そう決めれば、そうなるのです。
幸せそのものであること。
それぞれの私がね。
それがすべてだと気付かせていただきました。
だから、私は幸せそのもです。
まさに、幸せそのものの私たちが 一秒一秒幸せを体感している
んだよね。
幸せしかないことを ちょっと忘れていたので 泣けました。
ありがとう。 ありがとう。
今日は 午後と夜の教室です。
しあわせエネルギーで満たして 浸透して
シェルティさんのヨガは温かく、深い。そこにいるだけで幸せになります。私も教室に行く日が楽しみです!