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お年寄りからの贈り物パート1

 仕事帰り、地元の山下駅に降り立つ。星空が瞬き、お月様が私を優しく包み込む。たくさんの人々が、線路をまたいだ歩道橋を渡り、改札口に向かっている。
 
 時々、腰が曲がり杖をついている、おばあちゃんに出会う。いつも大きな風呂敷包みを、引きずるようにして歩いている。見かけたら、必ず声を掛ける。
「荷物持ちますね〜」
見た目より、ずっと重い荷物を持ち、歩道橋を越え、タクシーまで運ぶ。

 ある日、おばあちゃんがタクシーに乗る前に、風呂敷包みをガサゴソしている。
「お嬢さん。あんたには、いつも親切にしてもらってるから、渡したい物がある!」
そう言って取り出したのは、山盛りのトンカツだ。私は一瞬迷ったが、おばあちゃんの気持ちを素直に受け取った。
「ありがとう!子ども達と頂きますね」

 また次の日も、おばあちゃんに会った。いつものように、タクシーまで荷物を運んだ。するとまた、おばあちゃんが、風呂敷をガサゴソ始めた。
「おばあちゃん。いいですよ〜。私、そんなつもりで、荷物を運んでるわけじゃないから〜」
と私が言うと、思いのほかハッキリとした口調で、おばあちゃんに言われた。
「あんたの気持ちは、よ〜く、わかってる。いいから持っていきなさい。」
そう言って、美味しそうな蒸しパンを差し出した。

 おばあちゃんの言葉が胸に響いた。一瞬、涙腺が緩む。私は、おばあちゃんの幸せを願っている。おばあちゃんは、それよりも、もっと大きな愛で私を包んでくれた。ポカポカに温まった心で、私は、冷たい北風をきって進む。子ども達が待つ我が家へ、笑顔で自転車を飛ばした。
by loveiysally-4970 | 2010-12-20 19:19 | 日常の幸せ | Comments(8)

幸せの顔

 前回のブログで、ご紹介した吉田さんの続きを書こう。彼は、19歳の時のバイク事故で、一瞬にして右手、右足を失う。吉田さん曰く「生きる希望を全て失った。もう自分は、やりたい事も出来なければ、結婚も無理だと思った。」
 こうして吉田さんは、10代最後の年を、どん底の気持ちで過ごしていった。それでも、時間という薬が、少しずつ彼を癒す。そして、なんと彼と結婚したいという女性が現れる。二人の間に、可愛らしい女の子が誕生した。女の子は、障害のあるお父さんとの暮らしから、素晴らしい感性を育てていく。
 この春、吉田さんの娘さんは、作業療法士として、障害のある人達の為に働き始める。希望に溢れる娘さんのことを、嬉しそうに語る吉田さん。その姿は、まさしく幸せそのものだ。
 茶目っ気たっぷり吉田さんの言葉。「事故は確かに不幸だと思ったけど、そのお陰で奥さんとも出逢えたし、素晴らしい娘にも恵まれた。今は感謝の一言だね」

 やはり、人生のキーワードは「感謝」なのだ。同じ境遇にいても、ますます幸せになる人と、坂道を転がり落ちていく人がいる。(私も一度転がり落ちた)

 我が家の金魚が泳いでいる小さな水槽を見て、吉田さんが言った。「サリーちゃん、うちには、この100倍の大きさの水槽があるよ。熱帯魚を飼っているんだ!水の重さだけで数㌧はあるんだよ。水槽を置くために、床をリホームして、奥さんに怒られちゃった(笑)」吉田さん!やりたい事やってるね♪

「幸せは別の顔でやって来る」

小さな事にとらわれず、無限大の宇宙から自分を見る。視点を変える事で、簡単に幸せになれる。吉田さんから教えて頂きました。

 感謝!!
by loveiysally-4970 | 2010-12-09 06:38 | 体験からの気づき | Comments(2)

ヨガと手づくり、時々ポエム♪東日本大震災後、新たな生き方を模索した、泣き虫、ズッコケ、でも愛に囲まれたサリー母さんの成長日記。


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